講師のPMP受験体験記その一。スコア・レポート大公開!PMBOK®ガイドを軸に王道を貫いた勝利


私のPMP受験体験記を成績と併せて公開します。

今となってはこうした数値によるスコアは出なくなって久しいので、大変貴重なものです。(笑)

もちろん、ネタでお見せするのではありません。
意図は、PMP試験の難易度に対するイメージの一助になるのではないかということ。

PMPの難易度については、どうしたって最大公約数的な話になってしまうのは否めません。
 PMPの難易度を表す3つのモノサシ

でもそこに、リアルなモデルをプラスすれば、少しはイメージし易いでしょう。(かな?)
実際、上の記事の3つのモノサシの一つである学習時間は私自身の体験がモデルになっています。

PMP受験の体験談はweb上にころがっていますが、さすがに点数とセットの体験談は見かけません。
近年のPMP試験は点数すら非公開ですしね。

あとは、受験に際して気持ちを引き締めて頂きたいという意図もあります。

能書きが長くなりました。
それでは私のスコア・レポートです。

出題分野 正答率 × 出題率(*1) = 得点
1. 立上げ 85% × 11% = 9.35%
2. 計画 73% × 23% = 16.79%
3. 実行 58% × 27% = 15.66%
4. 監視・コントロール 62% × 21% = 13.02%
5. 終結 47% × 9% = 4.23%
6. プロとしての社会的責任(*2) 67% × 9% = 6.03%
合計 100% 65.08%

(*1) 現在の出題率は若干異なります。
(*2) この領域は現在、他の5つの領域に包含されています。

正解率は65%。
全200問中、正解は130問。
当時PMIが明示していた合格ボーダーラインが61%ですから合格です。

ちなみにコレ、今のスコアレポートだと、どう表現されるかと言うと、

出題分野 結果
1. 立上げ 優(Proficient)
2. 計画 優(Proficient)
3. 実行 不可(Below)
4. 監視・コントロール 良(Moderately)
5. 終結 不可(Below)

 

落ちた人にとっては反省のしようがないレポートですね。
近々改善されるみたいですが。
PMP試験のスコアレポートが変わる。誰得?

 

さて、私のスコア、ご覧になってどんな印象ですか?

「ゲッ!、こんな点数のやつが教えてんのかよ」
「エッ?、講師でもこの点数しか取れないの?」

(笑)
ノーノー。
受けたのは今じゃないですからね、今じゃ。
自分の受験体験を元に、もっと効率よく、もっと楽に合格できるように設計したのがPMP試験対策講座です。

スキマ時間でPMPを取る!チューター付き通信講座」

 

そこから受講生のフィードバックを得て、改良を重ねながら10年以上の実績を積んでいますから、どうかそういう目で見てください。

というかですね、
試験元が「61点で合格ですよ」って言ってるのに、70点とか取るのはやり過ぎですよ。

 

なんて言ってても、当時はとにかくホッとしたのを覚えています。
(合否はその場で判明します)

感覚的には、「落ちたかも」でしたから。
仮にスコアが55%で不合格だったとしても、「やっぱりね」と納得していたと思います。

PMP試験はことのほか自己採点が難しいんですよ。

・分かった。
・分からなかった。
この2つだけで設問が評価できればいいのですが、この中間的な設問が多いんです。

たぶん合ってるんじゃないか、とか。
4択のうち、2択まで絞れたけど、どっちか選べない、とか。
こういうのがすごく多い。

しかも、設問を覚えていたとしても、後から正否を確認しようがありません。
この手の設問はPMBOK®ガイドのどこかに明記してあるという性質のものではないからです。

私の場合、そういうあやふやな設問で、もし、あとわずか9問間違っていたら不合格(*3)だったわけですから、「落ちても納得」という感覚は分かってもらえると思います。

(*3)61%がボーダーラインということは、200問中の122問が合格に必要な正解数。

もちろん、一か八かで受験したつもりはありません。
市販の問題集でコンスタントに8割ぐらいは正解できるから受験したんです。

皆さんも市販の問題集を合格判定に使う際には、このくらいの感覚で受験に臨めば落ちることはないと思います。

今でも思い出しますが、試験開始直後、
一問目、ん?、分からん・・
二問目、え?、知らん・・
三問目、ちょっ・・

ほんと、冗談抜きでこんな感じだったんですよ。
10問過ぎたくらいで、心が折れそうになって帰ろうかと頭をよぎったくらいです。

4割は間違えていいんだからと自分を鼓舞しながら、粘り強く答えていきました。
当然ですが、確実に正解できる設問も出てきました。
サービス的な設問も多数。

一方で、相変わらず、PMBOK®ガイドにはおろか、市販問題集にも取り上げられていない用語や計算問題なんかも出ては来ましたが、これは採点対象外(*4)だ、と思って気にしないようにしました。

(*4)200問中の25問は採点対象外:
本採用前のプレ問題だったり、あるいは調査を目的とするものですが、受験生にはどれが採点対象外かは知らされません。

 

スタンダードな設問をものにすれば合格できる

冷静になって考えてみれば、受験生の得点分布がPMIが意図する点数を中央値とする正規分布(*5)を描くためには、正解が難しい設問も一定の割合で必要になってきます。

しかもそれは、受験生が容易に予想できたり、事前の対策が出来るものあってはいけないわけです。
これが、どこまで準備してもPMP試験で高得点が難しい理由です。

(*5)あらゆる試験の得点分布は正規分布:
競争試験の場合は、その都度、正規分布にボーダーラインを引いて合格者を決めればいいのですが、点数で合格者を決める試験では、あらかじめ正規分布の中央値が何点ぐらいになるかを想定します。
PMP試験は後者。

PMIは、PMBOK®ガイドをPMP試験のバイブルと位置づける一方で、試験範囲はガイドではなく、PMBOKであると公言しています。

要は、試験範囲はプロジェクトマネジメントに関するもの全てです。
PMBOK®ガイドは際限のないPMBOKの一部分という位置付けです。
PMBOK®ガイドに触れられていない出題であってもなんら不思議ではないわけです。

(PMBOK®ガイドはPMBOKの部分集合。じゃあ試験範囲はどっち?)

 

ただ言い換えれば、PMP試験の合格に高得点は必要ありませんから、PMBOK®ガイドを中心に準備し、スタンダードな設問で正解できるようになっていれば合格は可能だということです。

60点台で合格した受験生は、その戦略が上手くいったと言うべきで、先ほど70点以上取る人はやり過ぎだと言ったのは、あながちジョークではないわけです。

どこかで目にした問題だからといって、いたずらに学習範囲を広げることは、試験対策の費用(時間)対効果を下げます。

さて、前半数十問までは、直訳っぽい設問文を慎重に読んでいたこともあって、時間ギリギリの進み具合でしたが、次第に慣れてきてスピードアップ。
トイレ休憩を挟み(*6)、20分を残して200問を終えました。
メモリマークを入れていた設問を見直して、ちょうど終了。

(*6)休憩は自由です。それも4時間の試験時間に含まれます。

教室出口で無言で渡されたスコア・レポートにはPassedと書かれてありました。

来るときには夏の西日が残っていて、ちょうど仕事を終えた会社員で賑やかだった通りも、夜10時を過ぎると人影もまばら。(*7)
5年半におよぶ小泉内閣が終わろうとしていたデフレ真っ只中の茅場町です。(*8)

(*7) この頃は、午前、午後、夜の3つの時間帯。現在、夜の時間帯はありません。

(*8)今は移転した試験会場。東証がある兜町の隣町ということもあり、多くの証券会社が居を構える。

以上、遅れて来たPMP受験体験記ですが、特に断りなく書いてあることは、今もそのまま当てはまります。

次のエントリではここまでの道のりを書いています。
講師のPMP受験体験記その二。一発合格大作戦。超省エネ模擬試験


icon-exclamation-circle本気になったら、講座でお会いしましょう!
icon-arrow-down

スキマ時間でPMPを取るためのチューター付き通信講座

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。