PMP受験申請フォームがリニューアル。利便性UPのどさくさに紛れた重大変更!

PMIのWEBサイトのPMP受験申請フォームが新しくなりました。

入力途中で迷子になりそうな画面遷移は改善され、今どきのスマホのユーザインターフェースに倣ってとても使い易くなっています。
(実際にスマホでPMP受験申請する人は少ないでしょうが)

最新の手順です。
検索 旅行 【2020年リニューアル版】PMP受験申請を完全詳説。旅行サイト並みの楽ちんインターフェース

 

ただ、どさくさに紛れて(あくまで個人的な感想)いくつか抜き差しならぬ変更が行われていました。

 

目次

 

PMP受験申請フォームの使い方を記事にするために、画面キャプチャを取るべく、ダミーのアカウントを作って 😛  いじり倒していたら、目を疑いました。

最新のPMPハンドブックにも触れられていない変更だったからです。

当然ですが、前のエントリでお伝えしたPMPハンドブックでアナウンスされた変更点はしっかりと反映されています。

PMP受験資格が緩和!プロジェクトマネジメント経験時間とプロセス群が撤廃

 

もっとも、始めてアクセスする受験生にとっては、変更のいきさつなど気にせずにサクッと申請を終わらせればいいだけです。
(たぶんPMIもそんな認識なのでアナウンスしないんだと思います)

ただ、受験申請をすんなり通過するためのノウハウに通じる部分も含まれていて、知らないよりかは知っておいた方がいいと思って記事にしました。

PMP受験申請フォームからでしか知ることのできない変更点は5つあります。

 

変更1. プロジェクトマネジメント経験の記述量

一応は入力フィールドの説明文を読んだつもりですが、これまで通りと思い込んでいるので最初は数値の違いにすら気づきませんでした。

念の為にと思って実際に英文を入力。

すると、

なんだかいくらでも入る雰囲気。
エラーメッセージもなく保存までできてしまいました。

で、もう一度説明文に目をやります。

between 200 to 500 words.

word?
語?

急いでパソコンに保存しておいた今までの画面キャプチャを確認します。

between 300 and 550 characters

おぅ・・

入力量の制約は、
300~550 ⇒ 200~500
に変更されたわけです。

 

これがどれくらいのインパクトがあるかというと、

これまでの上限、英字550字というのは以下の量。

で、これが何語かというと、139語。

なんと、旧上限でも新しい下限の200ワードにすら届きません。

上限の500語に至っては、まだ3分の1にも足りません。

つまり、上限を3~4倍に増やしていたというわけ。

でもこれ、受験生にとって不利益になるような変更ではありません。
むしろ朗報。

これまでは字数オーバーに悩まされてきたからです。

プロセス群の見出しを付けるのに、略語を用いたり、
あえて一つのプロジェクトで従事したプロセス群を減らして、そのために申請プロジェクトを増やしたり・・

もう、その必要はありません。

略語なんて用いずにフルスペルで書きましょう。

なんせ、200語をクリアしないといけないんですから。

経験をアピールするだけの目的でプロジェクトを追加する必要もありません。

字数は十分に余ってます。
一つのプロジェクトで5つのプロセス群すべての経験をアピールしましょう。(5つのプロセス群すべての経験は必須ではありません)

上限については、これはもう気にする必要はありません。

また、ムリに500語まで埋める必要はありません。

入力した語数はフィールドの上部にリアルタイムでカウントしてくれています。

記載する内容に変わりはありません。
以下の記事を参考にしてください。

落ちて分かった監査に落ちないPMP受験申請におけるプロジェクトマネジメント経験の書き方

・・本当の制約は?

厳密に言うと、200~500語というのは制約ではありません。
推奨値です。

ちなみに、これまでの300~550字はガチの制約でした。

これは入力フィールドに付記されている説明文の違いから明らかです。

【新】A typical response is between 200 to 500 words.
(一般的な回答は200から500語です)

【旧】Please ensure that your description is between 300 and 550 characters,
(記述は必ず300から550字にしてください)

 

では、200から500語が推奨値として、制約はいくらなのでしょうか?

これは入力フィールドのシステムから判断するしかないのですが、100語未満だと、以下のエラーが表示されて、保存も、先に進むこともできません。

Description must be at least 100 words.
(記述は100語以上です)

 

上限の制約はありません。

試しに5万語(推奨の上限の100倍!)入れてみたら、問題なく保存できて、先に進むこともできました。 😯

もちろん、受験申請の際は、推奨の200~500語に収めてください。

 

変更2. プロジェクト組織の詳細入力の撤廃

 

プロジェクト経験における組織の詳細情報の入力が不要となりました。

これまでは申請プロジェクト毎に、以下の入力が必須でした。

組織詳細
・住所
・電話番号

この入力は以前から受験生からのクレームが多かったと聞いています。

クレームの理由は情報漏洩です。

対外的に非公開のプロジェクトも多い中、組織の詳細まで提出することに躊躇する受験生も多かったわけです。

もちろん、組織詳細を入力させる意味はあって、それは信憑性の確保です。

PMIは、この狭間で今回は受験の障壁を取っ払う方を選択したわけです。

 

変更3. プロジェクトの規模の追加

プロジェクト組織詳細が訊かれなくなった一方で、追加されたのがプロジェクトの規模。

人数と予算の入力が追加されています。

とはいっても幅を持ったリストから選択するだけです。

人数は20人以上はひと括りですので、所属したチーム人数を訊いていると解釈できます。

逆に予算の方は100万ドル未満がひと括りですので、こちらはプロジェクト全体のものと解釈すべきでしょう。

なお、人数、予算ともに「機密」という選択肢がありますので、答えたくない人はこれを選べばいいです。

 

変更4. プロジェクトマネジメント経験の署名者の提出のタイミング

 

新しい受験申請フォームのどこを探してもプロジェクトマネジメント経験の署名者の入力欄が見当たりません!

 

自己申告であるプロジェクトマネジメント経験には、それに署名してくれる人が必要です。

とは言っても、実際に署名が求められるのは監査に選ばれたときだけです。

にも関わらず、今までは受験申請のタイミングで予め署名者を申告しておく必要があったわけです。

なので、署名者本人に対しては「その節は署名のほど、どうぞよろしく」ぐらいの話は通しておく必要がありました。

でも、結局、大半の受験生が監査には選ばれず、無駄に終わっていたわけです。

これが、受験申請フォームから署名者の記入欄が消えました。

では、いつ必要かというと、監査に当たってからでいいわけです。

念の為、最新のPMPハンドブックを確認しました。

受験申請における監査の項には、監査に選ばれた際の提出書類としてこれまでとおり、以下が挙げられています。

  1. 卒業証明証
  2. プロジェクト経験の第三者の署名
  3. 35時間プロジェクトマネジメント教育の受講証明証

もっとも、これまで、申請時に署名者を申告させることは、実際はそれが無駄になったとしても、虚偽申請を防ぐ効果はあったかと思います。

PMIはその効果が失せてしまうデメリットよりも、受験生に対する利便性のメリットを取ったということになります。

 

変更5. プロジェクトマネジメント教育機関の分類の撤廃

 

プロジェクトマネジメント教育機関の分類欄が消えています。

 

PMP受験資格には35時間のプロジェクトマネジメント教育が必要です。

PMPハンドブックには申請できる教育機関として以下が列挙されています。

  1.  R.E.P.s(PMI登録教育プロバイダー)
  2.  ATPs(PMI認定トレーニングパートナー)
  3.  PMI支部
  4.  雇用主、会社主催のプログラム
  5.  一般の研修会社、トレーニングスクールなど
  6.  遠隔教育会社(受講終了時の評価付き)
  7.  大学、社会人教育

(今回の更新で項番Bが追加されているのですが、AのR.E.P.制度が2020年12月をもって廃止されることに伴うものです)

今までは受験申請の際に、教育機関がこれらのうち、どれに該当するのかの記入が求められていましたが、今回の変更によって不要となりました。

例えばEにもFにも該当するときは、どっちに分類すればいいんでしょう?なんていう、つまらない迷いもする必要なくなりました。

PMI認定プロバイダーであろうが、これから登場してくるであろうATPであろうが、一般の未登録の研修会社であろうが、受験申請では、その組織名を入力するだけです。

なお、監査に選ばれたときに受講修了書を求められることに変わりありません。

 

変更6. 試験問題の日本語訳の指定のタイミング

 

受験の際の支援言語を指定する欄が消えています。

 

PMPは世界共通の英語の試験です。

多くの方は日本語訳を利用するかと思います。

この翻訳語の指定は、これまで受験申請において行っていました。

うっかり忘れたりすると、申請の変更に結構な手間が必要だったのですが、その心配もなくなりました。

ではいつ指定するかというと、試験予約のタイミングです。

日程、時間、会場をピアソンVUE社のサイトで申し込みますが、このときに日本語訳を指定することになります。

 

まとめ PMP受験申請フォームの新旧比較

PMP受験申請フォームで知る変更点
 
プロジェクトマネジメント経験の自由記述欄 300~550 100以上
推奨は200~500
プロジェクトマネジメント経験の組織の詳細 住所、電話番号 撤廃
プロジェクトの規模 なし 人数と予算の範囲を選択
プロジェクトマネジメント経験の署名者 受験申請で申告し監査時に提出 監査時に提出
プロジェクトマネジメント教育機関の分類 受験申請で入力 撤廃
試験問題の翻訳 受験申請で指定 試験予約で指定

 



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