緊急レポート!PMP受験申請で監査に落ちるということ

「監査に当たってしまった」

これは、ま、よくあることです。

 

「監査に落ちた」

これは聞いたことがありません・・でした。

 

監査(audit)とは、PMP受験申請におけるチェック機能です。

受験申請は自己申告で、大半の受験生はそれだけで受験できるのですが、ランダムに監査対象になります。
監査に選ばれると、申告内容に基づき以下の3つの証拠資料を郵送しなければなりません。

  • 卒業証明書
  • 35時間のプロジェクトマネジメント公式教育修了書
  • プロジェクトマネジメント経験を保証する第三者の署名

でも、言い換えれば、たったそれだけのことです。

PMP受験生にとって、3つの資料はいずれも既に手元にあるか、あるいは簡単に用意できるものだからです。

郵送された資料がPMIに届き、受験申請の内容と一致していることが確認されれば、以降は監査に選ばれなかった人と全く同じ扱いで進んでいきます。
(受験申請の詳しい話は、
PMP試験の要綱。PMI公式ハンドブックからポイントを完全解説」)

この監査があることで虚偽申請の歯止めになっているわけですが、正直に申請する受験生にとっては事務手続きが一つ増えただけのこと。
実にあっけないものです。

少なくともこれまでは。

ところが、先日、ある受験生が監査に選ばれて(ここまではよくあることです)、なんと、落ちてしまいました。

早い話、PMP受験申請が却下されてしまったわけです。

PMP受験手続きの公式ガイドには一応、監査に落ちた場合の払い戻しについて書かれてあります。
ですから、監査に落ちる場合があることをPMIも一応アナウンスはしているわけですね。

考えてみればこれは当然で、監査する以上、落ちるケースがあるということを匂わせておかなければ監査の威光も半減します。

実際、PMP受験申請の学歴やプロジェクトマネジメント公式教育を詐称していれば監査書類を出せずに落ちることになるでしょう。

つまり、実際に監査で落ちる人というのは、そういうスネに傷を持つ不届き者に限られていたというわけです。

が、

今回、監査に落ちた受験生はそれとは全く違います。
普通の善良な受験生です。

ご本人の落ち込み様はもちろんです。
「お前の申請は信用ならん」
PMIにこう言われた気がしたそう。(ご本人談)

これ以上、何をどうしていいものやら、PMP資格そのものを諦めかける中で、連絡をくださいました。
合格までの支援をお約束し、申請内容や、PMIからのレターを全て見せてもらいました。

幸い、PMIからのレターには監査に落ちた理由が書かれてありました。

個人情報やプロジェクトマネジメント公式教育については何の問題もなく、引っかかったのはプロジェクトマネジメント経験。

だからと言って、監査に提出した第三者の署名に問題があったわけではありません。
監査に落ちた原因は元々の申請内容にありました。

つまり、監査で落ちたと言っても、提出した監査資料は全く関係ないというオチ。
なんだかなあ・・って感じです。

 

で、その指摘内容なんですが、確かに言われてみればその通りのことが書いてあります。
でも、仮に同じ観点で全受験生の申請をチェックされたら、ハネられる申請は山ほどあるハズです。

実際、私の自由記述欄なんて英作文すらない成果物の羅列に過ぎません。
さすがに今は一文入れることを指導していますが、当時はそういうノウハウがはびこってましたから、今回の監査基準に照らせば全員アウトなわけです。

最早、駐車違反と同じ様相(*)ですね。

(*)駐車違反と同じ: つまり運が悪い

 

とにかく、こんなことで受験をやめるのは馬鹿げています。
再申請する以外にありません。

ちなみに監査で落ちると、次の受験申請では100%監査対象です。
ただ、前回の監査で問題のなかった書類の提出は不要です。

今回監査に落ちた受験生の場合、卒業証明書、プロジェクトマネジメント公式教育修了書に問題はなかったので再申請で提出する必要はありません。

また、プロジェクトマネジメント経験で引っかかったと言っても、第三者の署名に物言いがついたわけではないので、これも提出する必要はありません。
つまり、提出書類は不要というわけ。

自由記述欄に集中してアドバイスしました。
PMIのレターを隅から隅まで読み、忠実に申請に反映してもらいました。
多少、5つのプロセス群毎の時間数の調整なんかも行いました。

もお、これで落ちるのなら受かる人はいないでしょ、っていうくらい。

まあ、こっちはR.E.P.の監査(*)で鍛えられてますからね。

(*)R.E.P.の監査:
Registered Education Provider (PMI登録教育提供者)に課せられるPMIによるアセスメント。

 

ほどなくして、PMP合格の一報が届きました。
監査に落ちてから3週間後のことでした。

早!

 

さて、ご本人には申し訳ないのですが、今回の件での収穫は大きかったと思います。

何がって、プロジェクトマネジメント経験の自由記述欄に何をどう書けばいいのかが明白になったからです。

従来からここは、「あなたのマネジメント・タスクを要約してください」と指示があるだけで、まさに自由記述。

自由記述を評価するといっても監査人によってぶれるようでは堪ったものではありませんが、PMIレターを見ると、さすがにそこは基準のようなものが設けてあって、ある程度機械的に評価できるようになっている雰囲気です。

つまり、今回の受験生はその基準を満たしていなかったというわけ。

これ、受験生の立場からすれば公開してくれよと、言いたいところですが、非公表です。
監査に落ちて初めて通知されるもので、私も初めて目にしました。

たぶんですね、チェックのし方を公表してしまえば、フォーマット化され、ノウハウ化され、画一化された申請が集まることになるでしょう。
PMIはこうしたことを嫌っているのです。

さて、
この記事を読んだ受験生は、受験資格であるプロジェクトマネジメント経験の条件が厳しくなったと思うかもしれませんが、そんなことはありませんから。

受験資格にいささかも変わりはありませんので安心してください。
「あなたにもPMP受験資格はある。受験申請プロジェクトに求められるたった2つの条件」

要は伝え方、書き方。

今までが、いい加減過ぎたんですよ。
成果物の羅列だけでマネジメント経験を伝えるとか。(それ、オレ)

おそらくは、PMI内部で、非公式ながら、もう少しキチンとプロジェクトマネジメント経験を評価しようみたいな動きがあったんだと想像します。

でもですね、過ぎてしまえば恐れるに足らずです。
もとより、わずか500字前後の欄に対したことは書けないのですから。

書くべきことを漏らさずにシンプルに書く。
これです。

書くべきことって?

次のエントリでは監査で絶対に落ちない記述のし方を共有したいと思います。
落ちて分かった監査に落ちないPMP受験申請におけるプロジェクトマネジメント経験の書き方

監査に選ばれるか否かはコントロールできませんが、監査に落ちないようにすることは出来ます。
てか、しないといけません。
時間と1万円(*)をムダにしないために。

(*)監査に落ちると、払った受験料から100ドルだけ引かれて返金されます
PMI非会員受験料の555ドル払った人は455ドルの返金、PMI会員受験料の405ドル払った人は305ドルが返金されます。

※ 2000年8月、監査に選ばれた人の受験料の支払いは監査通過後に変更になりました。



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