合意書。形式は様々


原文は、Agreementsです。

agreement
【名】
同意、合意、承諾
〔文書または口頭による公式または非公式の〕契約、取り決め、協定、協約


説明するより、辞書見た方が早い。
まんま、押さえていて結構です。

和訳はどうしても、この中から一つ選ぶ必要があります。
たぶん、議論もされたんでしょうけど。
翻訳って難しいですね。

 

合意書は、2者間で(3者でも4者でもかまいませんが)交わした同意内容の総称です。

これをアウトプットしているプロジェクトマネジメント・プロセスは、
調達実行。

インプットにしているプロジェクトマネジメント・プロセスは、
プロジェクト憲章作成
・予算設定
・調達コントロール

注意しておきますが、Aという組織が調達実行プロセスで合意文書をアウトプットして、その合意文書をAがプロジェクト憲章作成でインプットするわけではありません。
プロセスの順序としても変ですし。

買い手の立場として自分たちが作るのが調達実行の合意文書。
売り手、あるいはプロジェクトチームとして、受け取るのものがプロジェクト憲章作成の合意文書です。

 

具体的な形式は、特に限定されていません。
私たちが、考えうる形式すべてものが含まれると思ってください。

それこそ、口頭ベースも含むわけです。
(合意 ”書” とはなってますが、書面のものだけとか、勝手な解釈をしないように。)

だからって、
どんな形式でもかまわないと言っているわけではありません。

局面に応じて、ベターな形式を選択するということです。

PMBOK®ガイドの中でも、
プロジェクト憲章のインプットとしての合意書はいささか広い印象を受けますが、
調達実行のアウトプットで論じられる合意書は、契約書に近い意味で使われています。

これは、両プロセスの属するプロセス群を考えると当然のことです。
プロジェクト憲章作成が立上げプロセス群で、調達実行が実行プロセス群です。
駆動タイミングが全然違うわけなんです。




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