プロジェクトマネジメントとは?定義に隠されたメッセージ


プロジェクトマネジメントとはなんですか?

この質問は、あなたにとって仕事とは?
ぐらい幅の広さをもちます。
10人のプロジェクト・マネジャーに聞けば、10通りの答えが返って来るでしょう。

なので、PMP試験でこれが論点になるとすれば(なります)、PMBOKはどう考えているか?ということに他なりません。

 

実は辞書を開いてもプロジェクトマネジメントという英単語はありません。

あくまで、
project と management
の2語。

ところがPMBOK®ガイド日本語版の和訳は一語。
プロジェクトマネジメントと表記されます。

実はこれ、例外中の例外。
PMBOK®ガイドの翻訳の表記には暗黙のルールがあって、英文を訳さずにまんまカナで表記する場合には、以下のように単語と単語の間に “・” を置きます。

プロジェクト・マネジャー
スケジュール・マネジメント
コスト・マネジメント
リスク・マネジメント

これに倣えば、Project Management も
プロジェクト・マネジメントと表記すべきですが、途中の丸ポチがないんですね。

単に二つの単語を並べただけの、「プロジェクトをマネジメントする」といった意味を超えて、「プロジェクトマネジメント」に新しい価値を与えて再定義するということかもしれません。

実際、定義を読むとそんな気がします。

 

前置きが長くなりました。
では、PMBOK®ガイドの版を重ねても変わらぬ定義です。

「プロジェクトの要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツールと技法をプロジェクト活動へ適用することである」

試験で訊かれたらサービス問題ですので押さえておきましょう。

てか、どうですか?
感想は。

私は初めて目にしたとき違和感ありまくりでした。

それまでイメージしていた、管理とか、成功とか、QもCもDも(*)、どこにも入っていません。

当てはめるだとぅ?
何その、事務処理感。

(*)QCD: 一般的に言われるプロジェクト管理の代表的要素、品質、コスト、納期。

 

ともかく、定義の字ヅラを暗記する必要はありませんので、意図を理解しておきましょう。

活動に当てはめるというということは、すなわち当てはまるものが既にそこに在るわけです。

これが、知識、スキル、ツールと技法。
つまり、プロジェクトマネジメントするには、少なくとも、その存在ぐらいは知らないと出来ないと言っているわけです。
で、これをカタログ化したのがPMBOK®ガイドというわけ。

知識、スキル、ツールの紹介と、それが有効となる局面をマネジメント・プロセスという単位に細分化して紐づけてくれているわけです。

そして、大切なことは、眼の前のプロジェクトに何がハマるか?に始まり、その当てはめ方は常に応用問題だということです。

定義の一文だけだと、その重要性は伝わってきませんが、実はPMBOK®ガイドにはちゃんと補足説明されています。

次のエントリで見ていきましょう。

プロジェクトマネジメントの本質。競合とバランス


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