PMP受験申請で監査書類が旧姓の場合のカバーレターの書き方

結婚、離婚、養子縁組等々が理由で、姓、あるいは名が変わった方の監査についてのエントリです。

先日も受講生が監査に選ばれてしまったとかで、お問合せを頂きました。
その回答を共有しようと思います。

PMP受験申請後、監査に選ばれた場合は必要書類を送るわけです。
PMP試験の要綱。PMI公式ハンドブックからポイントを完全解説)

監査書類は以下の3つ

  • 最終学歴の卒業証明書
  • 35時間のプロジェクトマネジメント教育の修了証
  • プロジェクトマネジメント経験の証明者のサイン

いずれもすでに手元にあるか、あるいは監査に選ばれてからでも容易に揃うものです。

で、これら書類に記載されている氏名と受験申請に記入した氏名が異なっている場合には、その理由を書いた1枚ペラの説明文(カバーレター)を同封する必要があります。

というか、それをつければいいだけ。

なのですが、受験生にとってはただでさえ監査に当たったショックの中、PMI公式サイトにも「異なる理由のカバーレターを付けること」の一文程度の案内しかなく、不安は頂点のようです。

大丈夫です。
実際に提出して監査を通過したカバーレターをお見せします

あまりにあっさりし過ぎてて、がっかりするかもしれませんけど。

婚姻によって姓が変わっている場合です。
名前、日付、IDは架空のものです。

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最後に手書きの署名を入れてください。

これ、申請内容の方に誤りがあった場合にでも活用できます。

その場合は本文の文章を以下の文に変えて、
I would like to correct the information below as I have incorrectly submitted it during application process.

その下に、次の通り、正誤を並べて書いてください。

Incorrect information: <ここに訂正前>
Correct information: <ここに訂正後>

得てして謝罪モードにしたり、やたらお願い調にしたりしがちですが、余計です。

量を処理しなければならないPMIの担当者にとって、シンプルで分かり易いものこそ親切だということです。

卒業証明証の方のスペルが違っている場合

伊藤さんとか、修一さんとかに見られるのですが、英字のスペルに揺れがあります。

伊藤は、ito、itoo、itoh、itou、itoh

修一は、syuuiti、syuichi、shuichi、‥

表記のし方は大きく、小学校で習う訓令式と、英語話者に配慮したヘブン式に分かれます。

最近はヘブン式を選ばれている方が多いようですが、いずれにしても、どちらかに決めて統一しているかとは思います。

ですが、学生のときには特に意識せずに学校に登録した英字が今使っているものと違っている場合があるかもしれません。

この場合も、カバーレターにその旨を書けばいいのですが、PMIがスッキリ理解してくれる文章はちょっと悩ましいです。

「”itou” と ”ito” は同一人物です」
と書いたって、いくらなんでも強引過ぎます。

こういう場合は、卒業証明書の方を現在のものに合わせる方が手っ取り早いです。

卒業証明書を依頼する際に利用目的(PMP受験)と現在の英文表記を知らせれば、応じない学校はないかと。



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