グローバルスタンダードと言う名のアメリカのアメリカ人によるPMBOKとPMP試験


PMBOK®ガイドはアメリカで策定されます。
物事の捉え方に日本人と差を感じる部分があるかもしれません。

現在のPMBOKの世界的な広がりをみると、それがデファクト・スタンダードになりつつあるというのは間違っていません。

あれです、グローバル・スタンダード。

プロジェクトに関して世界にも通用する考え方を知るというのはPMBOKを学ぶ一つの目的かと思います。

多少、違和感があったとしても、そのときに認識すべきは違いであって、どちらか一方が正しいということではありません。

ただし、それはリアル・プロジェクト限定のお話。
言うまでもなくPMP試験では正誤がはっきりしています。

今どき、さすがにビックリするような国民性の違いなどはありませんが、厳格さや重きの置き方などの面では認識に差があって、ネイティブや外資系に勤務経験のある受験生にとっては何でもないサービス問題が、人によっては思わぬ難問になっているケースが見受けられます。

一例を挙げると、ルールに対する考え方。
ルールを決めたら守る。
ただこれだけのことです。

そんなの当たり前じゃん。

思いますよね?
ところがですね、ルールはルールとして、「そこをなんとか」がまかり通るのが和式です。

設問文に(一見)プロジェクトのためであるとか、顧客のたっての頼みとか書いてあると、もうダメ。
つい例外を認める選択肢を選んでしまいます。

彼らがルールに厳格なのはフェア(公平、公正)であろうとするからです。
人種のるつぼで、バックボーンの違う集団を束ねるには、このフェアであることがすごく重要なんです。

組織において、ルールの適応をケースバイケースになんてしていたら、そんなつもりはなくたって、差別問題にまで発展しかねないというわけです。

こういうことはPMBOイズムと同様、PMBOK®ガイドに明記されているわけではありません。
PMBOKイズム。掴みどころがなさそうで合格できた人は掴んでいる

この手の設問を難問と見る向きもありますが、実のところ常識問題として出題されているに過ぎないのです。




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