資源ヒストグラム。資源需要を可視化する


資源ヒストグラムは、PMBOK®ガイドでは、タイム・マネジメントのスケジュール作成のアウトプット(スケジュール・データの一部)として、

あるいは、
人的資源マネジメント計画のアウトプットである資源カレンダー(要員マネジメント計画書の構成要素)のバリエーションとして紹介されています。

ヒストグラムとは、いわゆる棒グラフのこと。
母集団の傾向や、特性を可視化するツールで、品質マネジメントのQC7つ道具の一つとして紹介されています。

で、
そのヒストグラムの頭に”資源”と付けば、何を表すかというと、プロジェクト・ライフサイクルにおける、資源需要を表すわけです。

どんな資源に活用したっていいんですが、この図からも分かるようにPMBOK®ガイドは、人的資源なんかを意識しています。

横軸にプロジェクトの期間をとり、縦軸に資源の必要量をとります。
この図では、人的資源の量を示すモノサシとして時間をつかっています。

すると、図のように必要量のトレンド、趨勢(すうせい)が分かるというわけ。

もちろん、資源ヒストグラムを作ることそのものが目的ではなくて、プロジェクトマネジメント上、何かの役に立つから作るんです。

例えば、
図には、水平線が引かれています。
目盛りが40時間ですから、一人頭の週の労働時間です。

つまり、これを超える期間は、その分の人数を用意するか、もしくは、資源最適化(*)が求めれるということです。

(*)資源最適化:
資源最適化技法を駆使して、ピークを下げたり、スケジュールを伸ばしたりすること。
スケジュール作成プロセスのツールと技法で学ぶ。

あるいは、
どれくらいの時期から人の調達を始めなければならないか、といったような大まかなスケジュール感をつかむことができます。

はたまた、
ピークに合わせて、どれくらいの付帯設備(部屋の広さ、端末の数など)が、どれくらいの期間、必要となるか。

こういうことが一目で分かるわけです。
人事権を持つ上級マネジャーにも説明し易いということです。

ま、でも、顔が見えない、アタマ数的な発想ですよね。

それなりの人数を必要とする大きなプロジェクトや、下流フェーズに役立つツールのような気がします。

あと、

資源ヒストグラム:
一定の期間に予定されている資源の 作業時間を示すバー・チャート。
<PMBOK®ガイド>

PMBOK®ガイドの用語集には、こう書かれているのですが、PMP試験の資源ヒストグラムの設問で、この文、そのままが選択肢にあると、なぜかバツにしてしまう人が多いんです。

たぶん、
バー・チャート=スケジュール表、と条件反射してしまうんだと思うんですよ。

この場合のバー・チャートは、単に棒グラフという意味。
すなわちヒストグラムです。


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