プロジェクト憲章。当たり前すぎるその中身

プロジェクト憲章は、

  1. プロジェクトを公式に認可する。
  2. イニシエータや、スポンサーや顧客が認可する。

この2点はしっかり押さえましょう。

特に、2.。

プロジェクト・マネジャーが作成を手伝うことはあっても、発行者にはなりません。

実際に、プロジェクト憲章の作成のほとんどを、スポンサーではなく、プロジェクトをハンドリングする側が行うことは多いんです。

なぜかというと、
プロジェクトや、成果物にある程度の知識がないと作れないから。

だって、プロジェクト憲章は、これ以降の計画や実行のあらゆる活動の指針になるものなのです。

 

プロジェクト憲章の構成項目

中身を見ておきましょう。

ここに挙げられているすべての項目が、プロジェクト憲章に含まれていなければならないということではありません。

でも、この二つぐらいは、どんなプロジェクトであれ、立上げ時に明確になっていないと、そもそも、組織はプロジェクトへの投資を決定することはできないはずです。

”測定可能な” というのはすごく大切。
「革新的な」、とか、「きれいな」、とか、こういうものはプロジェクト目標にはならないわけです。

だって、達成したか、どうか、どうやって判断するの?

 

このハイレベルというのは、これから小さな部分にブレイクダウンされる、最初の大ぐくりのもの、という意味です。
たまぁーに、真逆に解釈している人がいます。

マイルストーンというのは日程上の目標です。
イベントや納期の日付です。

 

いかがでしょうか。

目的のないプロジェクトはありません。
それを公式化し、共有するのがプロジェクト憲章です。

実際のプロジェクトでも、これに相当する書面がないといけないはずです。

プロジェクト憲章という名称はともかくとして、プロジェクトにおいて作成する公式文書のうちで、最上位のもの。
あるいは、その最上位の文書の最初の数ページ。

そこには、プロジェクト憲章に相当することが、書かれているあるハズだということです。

どんなプロジェクトでもです。

うちのプロジェクトには無い?
それはあなたが知らないだけです。