プロジェクトマネジメント計画書作成は計画作業の総元締め


統合マネジメントの計画プロセス群、プロジェクトマネジメント計画書作成です。

すべての補助の計画書を定義し、作成し、統合し、調整するために必要な行動を文書化する。
<PMBOK®ガイド>

補助の計画書、というのは、スコープ・マネジメント以下、9つの知識エリアのすべての計画書を指します。

つまり、プロジェクトマネジメント計画書作成は、これらをまとめるんですね。

それも、単に、集めました!、じゃなく、

内容が一貫性を保つ形でということです。

 

プロジェクトマネジメント計画書作成が、9つの各知識エリアの計画プロセス群に対して果たす役割は、以下の2つです。

  1. 各知識エリアに対する、全体計画の提示
  2. 各知識エリアから上がってくる計画の取りまとめ

1で、あらゆる計画のインプットとして機能し、
2では、あらゆる計画のアウトプット先として機能するということ。

1.は、各知識エリア間で、計画が、ちぐはぐにならないようにするためです。
各知識エリアの計画プロセス群では、まず最初に、プロジェクトマネジメント計画書を参照して、当該知識エリアの計画の進め方を決めるわけです。

で、以降の各知識エリアの計画は、この知識エリアそれぞれの進め方を元に策定されていきます。

策定されたら今度は、

2.によって、各知識エリアの計画が、知識エリア間の整合性をチェックされつつ、全体計画であるプロジェクトマネジメント計画書の構成要素として取り込まれていくわけです。

 

そして、計画の後は、

プロジェクトの実行、監視とコントロール、終結、すべてのプロジェクトマネジメント活動が、この、プロジェクトマネジメント計画書に基づいて行われていきます。

この流れは、決して、一方向ではなく、プロジェクト・ライフサイクルを通して、何度も、何度も、繰り返されるわけです。
段階的詳細化と呼ぶんでしたね。




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