スコープ・マネジメントの役割


スコープ・マネジメントは、PMBOK®ガイドの10個の知識エリアのうちの一つです。

正確には、頭にプロジェクトが付いて、
プロジェクト・スコープ・マネジメントといいます。

スコープというのは、プロジェクトの目的、目標、あるいは成果物を指します。

序論の「プロジェクトとは」で解説したとおり、形のあるもの、ないもの、
様々な形態があるわけです。

で、プロジェクト・スコープ・マネジメントの役割ですが、

プロジェクト・スコープ・マネジメントは、
プロジェクトを完了するために必要なすべての作業を含め、かつ必要な作業のみを含めることを確実にするために必要なプロセスからなる。
<PMBOK®ガイド>

ちょっと補足をすると、
「必要なすべての作業を含め」
この部分、漏れなくというのはもちろんですよね。
で、注意したいのは、その次のフレーズ。

「かつ必要な作業のみを含める」
余計なことはやらないということです。

別に意地悪じゃありませんよ。
良かれと思って、余計な事をやると、事はそれだけにとどまりません。
コストやスケジュールに影響が及びます。
これは必ずしもステークホルダーのためにならないということです。

たとえ、そのコストやスケジュールの影響をすべてプロジェクト・チームが負担するにしても、無駄に作業負荷が増えたり、スタッフが疲弊したり、人的資源等への影響は避けられません。

本当に顧客のためになることであるなら、公式なスコープにして、スケジュールやコストなどもそれに見合うようにする。
これがあるべき姿だということです。

もちろん、リアルのプロジェクトでは、スコープをコストやスケジュールに反映する際には、厳しいネゴが必要なのはいうまでもありません。
どうやってステークホルダーを納得させるのかが、最も苦労する部分だったりします。

でも、ここでは、そこまで話を広げずに、まずはセオリーをしっかり押さえてください。
試験で聞かれることはセオリーですから。


スコープ、スケジュール、コスト、品質、リスクなどの制約間にはトレードオフの関係があって、それら
スコープとのトレードオフをよく認識し、必要かつ最小限のスコープにするということなんです。

 

プロジェクト・スコープ・マネジメントでは、プロジェクトに何が含まれ、何が含まれないかを明確にし、それをコントロールすることが、主要な関心事である。
<PMBOK®ガイド>

プロジェクトは、達成すべき目標を明確にして開始されます。

しかし、具体的にどういったものを生みだせば、その目標に最も近づくのか?
あるいは、どういう方法でそれを生み出すのか?
などについては、必ずしも明確になっていません。

これを明確に定義し、その達成度合いをコントロールしていくことがスコープ・マネジメントです。


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