プロジェクトマネジメント・プロセスは、5つのグループと10の知識エリアに分類されます。
グループは、”群”と和訳されて、5つのプロジェクトマネジメント・プロセス群と呼ばれます。
47個のプロジェクトマネジメント・プロセスが、この二つの切り口で立て分けられているわけです。
この5つのプロジェクトマネジメント・プロセス群と、10の知識エリアを一表で表現したものが、冒頭の図です。
一番左の列に並んでいるのが知識エリア。
一番上の行に、5つの並んでいるのが、プロジェクトマネジメント・プロセス群です。
知識エリアは、上から順に、
- 統合
- スコープ
- タイム
- コスト
- 品質
- 人的資源
- コミュニケーション
- リスク
- 調達
- ステークホルダー
知識エリアってのは、つまり、マネジメントする領域、何をマネジメントするのか、による分類です。
順番なんかは、覚える必要はありません。
正式な知識エリアの名称は、それぞれ、前にプロジェクト、後ろにマネジメントが付きます。
一番目の知識エリアの”統合”は、”プロジェクト統合マネジメント”です。
プロジェクトマネジメント・プロセス群は、左から順に、
- 立上げ
- 計画
- 実行
- 監視・コントロール
- 終結
それぞれ、後ろに、”プロセス群”を付けて呼びます。
”立上げ”は、”立上げプロセス群”です。
47個のプロジェクトマネジメント・プロセスの一つ一つは、この表の、いずれか一つのマスの中に入ることになります。
したがって、一つのプロジェクトマネジメント・プロセスは、ある知識エリアの、あるプロセス群に所属するわけです。
図にサンプルとして表示されている「WBS作成」は、プロジェクト・スコープ・マネジメントの計画プロセス群に属しているわけです。
つまり、WBS作成が、スコープの計画において行うプロセスだということが分かるわけです。
本気になったら、講座でお会いしましょう!