ステークホルダー・マネジメントの役割。はい、はい、大切なんでしょ。


ステークホルダー・マネジメントは、PMBOK®ガイドの10個の知識エリアのうちの一つです。

正確には、頭にプロジェクトが付いて、
プロジェクト・ステークホルダー・マネジメントといいます。

PMBOK®ガイドの章立てとしては、最後の知識エリアになります。

ステークホルダー・マネジメントの役割は、

ステークホルダーのニーズと期待を理解するために、課題を取り扱い、コンフリクトをマネジメントし、彼らとの継続的なコミュニケーションに集中する。
<PMBOK®ガイド>

 

いきなり、このページに飛んで来られた方は別にして、このサイトを順番に読んでこられた方にとって、もう、聞き慣れたセリフのように感じるんじゃないでしょうか。

このステークホルダー・マネジメントは、PMBOK®ガイドの5版で新たに追加された知識エリアです。

言い換えれば、これまで、この知識エリアがなくても、プロジェクトマネジメントは説明できていたわけです。

ステークホルダーに関しては、このサイトでも、最初の方でプロジェクトの成功要因として取り上げていますし、PMBOK®ガイド第4版でも、第3版でさえも、プロジェクトマネジメント・プロセスの説明に入る前に、前提知識として詳しく論じています。

ですから、第5版で知識エリアが増えたからといって、新たに論点が増えるわけではありません。

おそらく、これまで、ステークホルダーをマネジメントすることの重要性を謳っていながら、手続きとして、マネジメント・プロセスとして定義されていなかった不自然さを、改善したということかもしれません。

プロジェクトマネジメント標準書としての体裁を整えたということです。
ただし、これは公式なアナウンス(*)ではありません。

公式なアナウンスではないものの、これから、この章を学んでいくなかで、なんとなく、今まで学んだことの繰り返しというか、少し冗長な感じを持つ方も多いので、あえて、知識エリアとして追加された背景を述べさせて頂きました。

(*)公式なアナウンスではないものの、当局(米国PMI)のしかるべき方のスピーチです。

ステークホルダー・マネジメントは10番目の知識エリアなので、PMBOK®ガイドの記載場所としては、すごく離れていますが、最初の方の「組織の影響とプロジェクト・ライフサイクル」の章のステークホルダーの項とセットで、押さえていってください。

ということで、ステークホルダー・マネジメントの位置づけですが、順番に学習された方は、もう、よく分かっているはずです。

ステークホルダーの満足度は、プロジェクトの目的としてマネジメントされなければならない。
<PMBOK®ガイド>




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