調達マネジメントのプロセス構成。一つの調達はプロジェクトそのもの


調達マネジメントは4つのマネジメント・プロセスから構成されます。

  1. 調達マネジメント計画
  2. 調達実行
  3. 調達コントロール
  4. 調達終結

立上げプロセス群を除く、計画、実行、監視・コントロール、終結の各プロセス群に一つづつのプロセスで構成されています。

すべて、調達における購入者としての役割を説いているわけです。

終結プロセス群にプロセスがあるのが一つの特徴です。

統合マネジメントを除くと、終結プロセス群にプロセスがある知識エリアは、この調達マネジメントだけです。
調達はプロジェクトと同様、きちんとクロージングさせないといけないわけです。

調達マネジメント計画は、内製か外製かの検討も含まれるわけですから、言ってみれば調達の立上げ部分と見ることもできるわけで、一つの調達って、まさにプロジェクトそのものなんですね。

早く終わらせるために、
あるいは、プロジェクト・コストを削減するために、
あるいは、リスクを軽減するために、

色んな理由で調達を利用するわけですが、実際のプロジェクトにおけるトラブルの多くが、この調達にあることも紛れもない事実なんです。

どうしたら、それを防ぐことができるのか?
PMBOK®ガイドの指針を見ていきましょう。

 

 

以下は試験向けです。
冒頭の図で確認するといいでしょう。

調達マネジメント計画のインプットは、知識エリア間、共通のプロジェクトマネジメント計画書・・・図の①

そして、
調達マネジメント計画書は、プロジェクトマネジメント計画書の補助の計画書として、これに統合されます。

ですから、あとの実行プロセス群のインプットは、上位のプロジェクトマネジメント計画書でも、補助の調達マネジメント計画書でもどちらでもかまわない感じですが、他の知識エリアにならって、下位の調達マネジメント計画書をインプットにしています。・・・図の②

調達コントロールのインプットは、監視・コントロール・プロセス群共通のプロジェクトマネジメント計画書・・・図の③

調達終結のインプットも、調達マネジメント計画書を包含したプロジェクトマネジメント計画書です。・・・図の④




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