3増1減。PMBOK®ガイド6版の体系の変更は軽微


PMBOK®ガイド6版の体系の変更箇所を解説します。

PMBOK®ガイド6版がPMP試験に反映されるのは2018年3月26日ですから、受験生が知る必要は全くありません。
というか、混乱の元ですから知らない方いいです。

さて、前回5版の改訂では知識エリアが増えたり、体系にもかなりの変更があったんですが、体系そのものは5版で完成した感があります。

今回の改定では、体系の変更は軽微です。

 知識エリアの名称変更

2つの知識エリアの名称が変わります。

プロジェクト・タイム・マネジメント
project time management
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プロジェクト・スケジュール・マネジメント
project  schedule management

これは、誤記訂正のレベルと言っていいかもしれません。
(もちろん誤記ではないのですが)
タイム・マネジメントという言葉は、これまでも知識エリアの名称以外では使われずに、スケジュール・マネジメントという言い方が幅を効かせてましたから。
名称を本文に合わせたということです。

 

プロジェクト人的資源マネジメント
project human resource management

プロジェクト資源マネジメント
project resource management

これは名称の変更だけではなく、守備範囲が広がりました。
人や組織だけではなく、資材や機材などのマネジメントが含まれるようになったということです。

ただし、チーム育成やチーム・マネジメントのプロセスはそのまま残りますから、人のマネジメントに重点が置かれている知識エリアということは言えます。

 

プロジェクトマネジメント・プロセスの追加

新たに3つのマネジメント・プロセスが追加されます。

・プロジェクト知識のマネジメント
project knowledge management

統合マネジメントの実行プロセス群にカテゴライズされます。

従来から、組織のプロセス資産や、作業パフォーマンス報告書などのI/Oを通じて論じられていた役割なんですが、取りまとめのプロセスとして登場します。

 

・資源のコントロール
control resources 

資源マネジメントのコントロール・プロセス群です。

他の知識エリアに合わせたということでしょう。
この6版でやっと全ての知識エリアの監視・コントロール・プロセス群が埋まりました。

 

・リスク対応策の実行
implement risk responses

 

プロジェクトマネジメント・プロセスの削除

プロセスが一つ失くなります。

これで終結プロセス群は統合マネジメントの一つだけとなりました。

・調達終結
close procurements

定義されていた役割や、論点までもが失くなるわけではありません。
調達コントロールや、プロジェクトやフェーズの終結に包含されるということです。

 

プロジェクトマネジメント・プロセスの移動

 

・アクティビティ資源の見積り
estimate activity resources

知識エリアの人的資源マネジメントが資源マネジメントとして再定義されたことに伴って、スケジュール・マネジメント(旧タイム・マネジメント)の計画プロセス群から、資源マネジメントの計画プロセス群に移動となります。

もちろん、アクティビティ資源見積りとアクティビティ所要期間見積りとの間には強い相関があることに変わりはなく、今後は知識エリアをまたがって連携するというだけの話です。

 

プロジェクトマネジメント・プロセスの名称の変更

 

人的資源マネジメント計画
plan human resource management

資源マネジメントの計画
plan  resource management

プロジェクト・チーム編成
acquire project team

資源の獲得
acquire resources

この2つは、知識エリアの対象が人や組織から資源全体に広がったことに伴う変更ですので、当然それぞれのプロセスが扱う対象も人から資源へと広がります。
ですので単なる名称変更ではありません。

なお、資源調達は、資源獲得や、資源確保などに和訳される可能性もあります。

 

監視・コントロールプロセス群のうち、3つプロセスの呼称が”コントロール”から”監視”に変わります。

コミュニケーション・コントロール
control communications

コミュニケーションの監視
monitor communications

リスク・コントロール
control  risks

リスクの監視
monitor risks

ステークホルダー・エンゲージメント・コントロール
control stakeholder engagement

ステークホルダー・エンゲージメントの監視
monitor stakeholder engagement

 

その他の名称変更です。
これらはプロセスの役割が変わるわけではありません。

品質保証
perform quality assurance

品質のマネジメント
manage quality

プロジェクト・チーム育成
develop project team

チームの育成
develop team

プロジェクト・チーム・マネジメント
manage project team

チームのマネジメント
manage team

ステークホルダー・マネジメント計画
plan stakeholder management

ステークホルダー・エンゲージメントの計画
plan stakeholder engagement

 


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