PMP試験で回答の選択に迷ったとき、あなたの同僚が選ぶような選択肢を選んではいけません。
同僚っていうのは、つまりPMBOK®ガイドを勉強してない人のこと。
シナリオベースのPMP試験の設問の中には、一見すると、PMBOK®ガイドを勉強していない人でも回答できるものも少なくありません。
同僚ですから、プロジェクトに対する知見はあるわけですからね。
じゃ、今まさにPMP試験を受けている受験生と同僚との違いは何かというと、PMBOKを知っているか否かです。
で、PMIが検査しようとしているのもソレ。
つまり、同僚が選択肢Aを選んで、あなたも選択肢Aを選んで、正解はA。
これじゃあ、PMP試験にならんのです。
当然、出題者は回答に差がつくように作問しています。
ならば受験生は、その出題者の意図を汲み取って選択肢を選べばいいだけなんですが、これがなかなか・・
同僚が選びそうな選択肢はほとんどの場合、間違いなんですが、受験生の回答がそれと同じになってしまう原因は一つ。
実際のプロジェクトを思い浮かべてしまうからです。
自分の経験で答えてしまうんですね。
同僚だって似たような経験をしていますから、同じ選択肢になるのは当然と言えば当然です。
もちろん、PMBOKが現実離れしているわけではありません。
ありませんが、出題者は上手く突いてくるんですよ。
例えば、設問文にプロジェクトの困難な局面が表現してあるとします。
で、選択肢に「上司に相談する」があったりすると、これを選ぶ受験生の多いこと、多いこと。
「え?、ダメなの」
ダメに決まっているじゃないですかあ(苦笑)
困った局面でプロジェクト・マネジャーのやることが、「上司に相談する」で正解じゃ、PMP試験にならないっつうの。
実際の現場は、人によって意見も違えば、マネジメント・スタイルも違う。
一律の正解はありません。
ケース・バイ・ケース。
でもね、セオリーはあるんです。
PMBOKを学ぶということは世界標準のセオリーを知るということです。
仕事は人の個性や判断の産物ですが、試験で聞かれるのはセオリーだということ。
分かってることだとは思うんですが、設問を目にした途端に忘れる受験生が多いので注意してください。
PMP試験はPMBOKの理解度を測る試験です。
あなたの経験を聞いているのではありせん。
大事なことなので2回言いました。
本気になったら、講座でお会いしましょう!
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