コミュニケーション・マネジメントは3つのマネジメント・プロセスから構成されます。
- コミュニケーション・マネジメント計画
- コミュニケーション・マネジメント
- コミュニケーション・コントロール
計画プロセス群、実行プロセス群、監視・コントロール・プロセス群それぞれに一つのマネジメントプロセスです。
なんか、シンプルで分かりやすいですね。
コミュニケーション活動における。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- See(コントロール)
のマネジメント・サイクルそのものです。
まさに、コミュニケーション・マネジメントが、プロジェクト・マネジャーやプロジェクトマネジメント・チームが主体となって行っていく活動であるというメッセージです。
ところで、
実行プロセス群のコミュニケーション・マネジメントなんですが、知識エリアと同じ言い回しになってしまってますね。
もちろん、
知識エリアの正確な呼び名は、頭にプロジェクトをつけて、「プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント」。
さらに、
PMBOK®ガイドでは、間違えないように、プロセスを指す場合は、後ろにプロセスをつけて、「コミュニケーション・マネジメント・プロセス」なんていう表記をしています。
ただ、PMP試験の設問文は、ここら辺が徹底されているとは言い難く、設問文に、
「コミュニケーション・マネジメントにおいて、云々」という言い回しが見られます。
ん?
頭にプロジェクトも付いていないし、かといって、後ろにプロセスとも書いていない。
こういう場合、
知識エリアのプロジェクト・コミュニケーション・マネジメント全体を指すのか?
それとも、
実行プロセス群のコミュニケーション・マネジメントという一プロセスの話なのか?
ぐらいは気にしてくださいね。
以下も試験向けです。
文章にするとややこしそうに見えますが、冒頭の図で確認するといいでしょう。
これを文章にしただけに過ぎません。
書いていて思い出したんですが、文章よりも図の方が伝わリ易いという至極当然なこともコミュニケーション・マネジメントのPMP試験ネタになります。
コミュニケーション・マネジメント計画のインプットは、知識エリア間、共通のプロジェクトマネジメント計画書・・・図の①
そして、
コミュニケーション・マネジメント計画書は、プロジェクトマネジメント計画書の補助の計画書として、これに統合されます。
ですから、実行プロセス群のインプットは、上位のプロジェクトマネジメント計画書でも、補助のコミュニケーション・マネジメント計画書でもどちらでもかまわない感じですが、他の知識エリアにならって、下位のコミュニケーション・マネジメント計画書をインプットにしています。・・・図の②
監視・コントロールプロセス群のインプットは、補助のコミュニケーション・マネジメント計画書が統合された、上位のプロジェクトマネジメント計画書がインプットです。・・・図の③
これも他の知識エリアと同様です。
本気になったら、講座でお会いしましょう!