コスト・マネジメントのプロセス構成


コスト・マネジメントは4つのマネジメント・プロセスから構成されます。

  1. コスト・マネジメント計画
  2. コスト見積り
  3. 予算設定
  4. コスト・コントロール

始めの3つが計画プロセス群、最後が監視・コントロールプロセス群です。

 

計画プロセス群の3つマネジメント・プロセスは、同じ計画でも、その性格の違いから、ここに線を引くことができます。

  1. コスト・マネジメント計画・・・これは、How to
    ——これ以降がコストそのものの計画——–
  2. コスト見積り
  3. 予算設定

コスト・マネジメント計画は、ハウツー。
コストをどうやって見積り、コントロールしていくかの方法論です。

それに対して、コスト見積り以下、2つのプロセスが、コストと、それに基づくコスト・ベースラインと予算を確立させます。

統合マネジメントで紹介した、二つの計画の考え方がプロジェクトマネジメント・プロセスの構成として、立分けられて表現されているわけです。

実行プロセス群にプロセスはありませんが、実行そのものは実行部隊の任務であって、マネジメントの論点にはなりません。

マネジメント側が行う作業指示は、統合マネジメントのプロジェクト作業の指揮・マネジメントに集約されます。

そして、
計画の後のマネジメント側の役割は、
実績が、この計画と乖離しないように、コストが予算を超過しないように、あるいはコスト超過に対して、対策を施していくことであり、それが監視・コントロールです。

 

さて、PMBOK®ガイドの体系のルール的なことを、コストの観点から大雑把に確認しておきます。

以下の解説は、冒頭の図内の番号を見ながら読むと理解し易いかと思います。
ちょっと、ややこしく感じるかもしれませんが、言ってることは単純です。

リアルプロジェクトに役立つもんじゃありませんので、試験対策でなければ読まなくてもよろしい。

 

全体のプロジェクトマネジメント計画書は、各知識エリアの計画書作成プロセスのキー・インプットです。

ですから、
プロジェクトマネジメント計画書は、
コスト・マネジメント計画のインプットになります。・・図の①

そして、
コスト・マネジメント計画書は、
プロジェクトマネジメント計画書の補助の計画書として、これに統合されるわけです。

ですから、
コスト・マネジメント計画以降、コストに関する手続きに限れば、
マネジメント・プロセスのインプットは、下位のコスト・マネジメント計画書でも、上位のプロジェクトマネジメント計画書でも、どちらでも構わないんですが、PMBOK®ガイドの体系では、インプットはプロジェクトマネジメント計画書ではなく、補助の計画書であるコスト・マネジメント計画書になっています。・・・図の②

そして、
実行プロセス群が役目を果たすためには、ハウツーだけではなく、コストそのものの計画が必要ですから、ハウツーのみのコスト・マネジメント計画書では、役を果たせないので、コスト・ベースラインも統合されたプロジェクトマネジメント計画書がインプットになるわけです。
・・・図の③

実行プロセス群と同様に、
監視・コントロールプロセス群も、プロジェクトマネジメント計画書がインプットです。・・・図の④

監視・コントロールプロセス群の仕事は、計画と実績との比較ですから、ハウツーのみのコスト・マネジメント計画書だけでは、役を果たせません。
ですから、コスト・ベースラインも含んだ、プロジェクトマネジメント計画書がインプットになっているわけです。


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